蒼の魚座端座記 2672年


01.01.(旧暦12.08) 「新年」

あけましておめでたうございます。様々な要因(主にtwitter)によって昨年から日記の量が激減しましたので、今年は暫 時、月別ファイル構成を廃止して書かうと思ひます。では、今年もみなさまよろしくお願ひいたします。

01.06.(旧暦12.13) 「敦賀」

小旅行シリーズ、今日は北国の入口である敦賀に行ってきました。大阪駅から湖西線経由で直行の新快速列車がありま すので、それでおよそ2時間の旅程でした。今まで何度か金沢への往復でサンダーバードが停車するので車窓から見たこと がありましたが、降り立つのは全く初めての町でした。サンダーバードから見る敦賀はとても寂しい雰囲気でしたが、駅前 から氣比神宮に向かう商店街も閑散としてゐて、お正月開けだからかもしれませんが、寂寥感溢れる風景でした。ここまで 北陸新幹線は来るといふのに。

氣比神宮は越前国一の宮で社格は官幣大社、立派な神社です。最初の敦賀駅もこの鳥居の前にできたといふやうに、町 の中心でした。今年二回目の初詣をしてから、港の方へ向かひます。港には昔、敦賀港駅といふ駅があって、その駅舎が復 元されてゐるのださうです。やがて雨は本降り。港に着くと赤煉瓦の倉庫と復元された駅舎、そして人道の港敦賀ムゼウム といふ施設がありました。

駅舎には説明の人がゐらっしゃって、色々と説明してくださいました。敦賀は日本海側の港としては最も重要なものの 一つで、ここを経てヴラディヴォストークからモスクワ、パリ、ロンドンまでの国際列車が運行されてゐたとか、そもそも 明治初年に鉄道敷設の計画があがった時に既に敦賀への鉄道敷設は決まってゐたとか、知らなかったことを色々教へていた だきました。

港から駅に帰る道は雨から霙に変る時間帯、気温はおよそ2℃でした。敦賀は今は原子力発電所が近い、それもあの高速 増殖炉もんじゅが近い町で、原子力関係の展示施設もありました。展望室があったのでそこにも上ってみたり。

帰りは14時23分発の網干行き新快速に乗りましたが、途中の近江塩津で米原経由、つまり湖東を通って帰らうと思って 乗換へ、播州赤穂行きの新快速で帰ってきました。湖北は一面の積雪でしたが、大阪は晴、近いやうな遠いやうな、不思議 な土地でした。

01.08.(旧暦12.15) 「html5」

なんかぱっとしないので、このファイルをhtml5にきちんと対応させてみたり、スタイルシートを書いてみたり。

幸せの階段。


#!/usr/local/bin/ruby19

TIMES = 100000

class Array
  def average
    self.sum / self.length
  end

  def sum
    self.inject( 0.0 ){ |s,x| s + x }
  end
end


testcases = Array.new( TIMES, 0 )

TIMES.times do |i|
  eachcase = Array.new(6,0)
  while eachcase.sum < 6
    eachcase[ rand(6) ] = 1
    testcases[ i ] += 1
  end
end

p testcases.average

01.14.(旧暦12.21) 「奈良先端大学」

西大寺の歯医者さんに行って、押熊に引越してきた妹一家の新居を訪ね、帰途は学研奈良登美ヶ丘から京阪奈線〜中央 線。学研北生駒駅など通りますと、そこはかとなくNAISTの匂ひがいたしましたとさ。

01.31.(旧暦01.09) 「Mxdvi」

もう退くのが2箇月後のオフィスのMacのTeXを今更MacTeXに入れ換へてゐます。何をやってるんだか。でも色々設定中。

MacOS X用のdviプレヴューアMxdvi.appで、otfパッケーヂのJIS2004漢字をヒラギノProNフォントで表示させるには、 Mxdvi.app/Contents/Resource/japanese.map に以下の内容を書き加へればよろしい。


%for JIS X 0213:2004
otf-ujmrn-h   UniJIS2004-UTF16-H HiraMinProN-W3
otf-ujmrn-v   UniJIS2004-UTF16-V HiraMinProN-W3
hminrn-h      H                  HiraMinProN-W3
hminrn-v      V                  HiraMinProN-W3

otf-ujgrn-h   UniJIS2004-UTF16-H HiraKakuProN-W3
otf-ujgrn-v   UniJIS2004-UTF16-V HiraKakuProN-W3
hgothrn-h     H                  HiraKakuProN-W3
hgothrn-v     V                  HiraKakuProN-W3

otf-ujmbn-h   UniJIS2004-UTF16-H HiraMinProN-W6
otf-ujmbn-v   UniJIS2004-UTF16-V HiraMinProN-W6
hminbn-h      H                  HiraMinProN-W6
hminbn-v      V                  HiraMinProN-W6

otf-ujgbn-h   UniJIS2004-UTF16-H HiraKakuProN-W6
otf-ujgbn-v   UniJIS2004-UTF16-V HiraKakuProN-W6
hgothbn-h     H                  HiraKakuProN-W6
hgothbn-v     V                  HiraKakuProN-W6

otf-ujmgrn-h  UniJIS2004-UTF16-H HiraMaruProN-W4
otf-ujmgrn-v  UniJIS2004-UTF16-V HiraMaruProN-W4
hmgothrn-h    H                  HiraMaruProN-W4
hmgothrn-v    V                  HiraMaruProN-W4

otf-ujmln-h   UniJIS2004-UTF16-H HiraMinProN-W2
otf-ujmln-v   UniJIS2004-UTF16-V HiraMinProN-W2
hminln-h      H                  HiraMinProN-W2
hminln-v      V                  HiraMinProN-W2
これはMacTeXでインストールされたotfパッケーヂのフォントマップファイル /usr/local/texlive/2011/texmf-dist/fonts/map/dvipdfmx/japanese-otf/hiragino.map から採ってきたもの。

02.02.(旧暦01.11) 「Mxdvi 続き」

MacTeX、mathdesignを入れてurw-garamondを使はうとしたら、pdfにはできるけれどMxdvi.appで見えない現象が生じて 悩まされました。結局、pfbとafmだけ別途インストールすればそれでよく、urw.zipなどの名称で配布されてゐるフォント マップをupdmapで加へたりすると駄目であることがわかりました。

それから現在のMacTeXで入るTeXLive2011のupdmapは、インストール時点では日本語フォントの埋め込みに対応してゐな いので、まづtlmgrを最新のものにアップデート(tlmgrからやると失敗するので手動でやること)してから、TeXLiveをアップ デートする必要があります。

嗚呼、バッドノウハウ。

02.07.(旧暦01.16) 「dvipdfmx 続き」

ヒラギノを埋め込むために色々いぢる。えっと。 /usr/local/texlive/2011/texmf-config/dvipdfmx/dvipdfmx.cfg で、

f cid-x.map
の行を削除し、
f kanjix.map
f ckx.map
の2行を書き加ふ。これでdvipdfmx が $HOME/Library/texlive/2011/texmf-var/fonts/map/dvipdfm/updmap/kanjix.mapを見 に行き、そこでrml→ヒラギノなどのマッピングが行なはれる。先に書いた、

rml H HiraMinPro-W3.otf
gbm H HiraKakuPro-W6.otf
rmlv V HiraMinro-W3.otf
gbmv V HiraKakuPro-W6.otf
の設定は多分不要です。

02.14.(旧暦01.23) 「あさだたくやさん追悼」

日本イソターネット協会怪鳥あさだたくやさん、永眠とのこと。NAIST時代に Meganekko Lovers' page に拙作の眼鏡っ 娘イラストを献呈したこともございました。japan.sukisuki.* でもお世話になりましたね。合掌。

02.20.(旧暦01.29) 「ヘリウミン」

4月からの勤務先がやうやく決まりました。京都大学低温物質科学研究センターです。関係各方面はシクヨロ。

02.26.(旧暦02.05) 「スキゾ」

寒い季節のお風呂は色々遠くを思ひ出す。さうして、自分の金沢に関する知識が実にバラバラであることに気付いたり する。鏡花、加賀百万石、第四高等学校、特急サンダーバード、北陸先端大。こんな金沢に関することが、すべてバラバラ に脳内に存在する。何だらう、この距離感は。

03.09.(旧暦02.17) 「アンガジェ」

婚姻申込受諾さる。

03.18.(旧暦02.26) 「先行き」

新しい環境は常に悪く思へる。悪いのはあなたか。

04.03.(旧暦03.13) 「京都府竜巻注意情報発令」

嵐の中の新職場2日目。結構疲れてゐます。主に気疲れやなあ。将来のことを思ふと気が重い。

04.10.(旧暦03.20) 「技師長逝く」

青野武さん逝去、巨星墜つ。真田技師長と成原成行博士、どちらも才気煥発の奇人でしたが、忘れ得ぬ印象を残された 人でした。何とも言へぬ寂しさを覚えます。御冥福を。

05.13.(旧暦閏03.23) 「北摂紀行」

摂津国内で引越します。

05.29.(旧暦04.09) 「移転?」

まもなくこの日記を移転するか閉鎖するかしやうと思ひます。16年半分ありますけれども、全部移転させるかどうかもわ からない。

ながらく間借りしてゐたreadme.jpも、そろそろお返しする頃合かな、と思って。

05.30.(旧暦04.10) 「移転」

移転しました。新URIは http://kikko.sakura.ne.jp/nikki/nikki.html です。2669年年末までの日記は削除しました。

06.15.(旧暦04.26) 「Epousé」

本日、城東区役所に婚姻届を提出し、受理されました。めでたし、我に一人の花嫁来たれり。その名は智慧ある女神と て永遠に称へられん。

07.17.(旧暦05.28) 「0717」

誕生日はあまりにも忙しい日々の中に埋没してゐます。まもなく引越。

11.16.(旧暦10.03) 「Taiwan, ROC.」

まもなく新婚旅行です。

12.18.(旧暦11.06) 「読書三昧」

結婚して引越をしまして、その時に思い切って可成な漫画を手放しました。それ以降、あんまり漫画を買はなくなりま した。まあ、京都に通ふやうになって通勤路によい本屋さんがないといふのも大きいのですけれども。で、この11月末に 2つ目のKindleを買ひましたら、横溝正史などを読み耽るやうになりました。Kindle Storeは、古い本でも結構入ってゐる のがよいですね。あと、小栗虫太郎なんかも面白いです。片道50分近い京橋出町柳の特急車内はめくるめくミステリーの舞 台となりました。